鳥取市 国府町 T様邸 増築工事
先日、秋晴れのなか上棟が行われました。
T様邸周辺は家が立ち並んでおり、電線や交通、近隣に注意しながら、慎重に上棟が進められました。
クレーンで吊り上げられた梁部材を「かけや」と呼ばれる大きな木槌などを用いてはめ込んでいきます。
梁をはめ込むときにコーン、コーンと空に向かって響く音は、なんだかとても清々しい気持ちにさせてくれます!
さて、クレーンで吊られている梁ですが、所々凹の形状で欠き込みがされています
梁に梁を落とし込んで接合するためのもので、このような接合箇所は「仕口(しぐち)」と呼ばれます。
まずメインとなる大きな梁を架け、梁と梁の間にまた小梁を架けるという順で架けてゆきます。
ちなみに、部材同士が直交するなど角度を付けて接続するときは「仕口」、
部材の長さが足りない時に長さを追加するように接続するのを「継ぎ手」と呼びます。
仕口にも色々な形状があり、「大入蟻仕口」などそれぞれに名前があります。
昔は大工が「刻み」をして、こうした複雑な仕口の立体加工をすべて手作業でつくっていたのですが、
今はプレカット工場ですべて加工された状態で現場に搬入されます。
土台や大引きにももちろん仕口が存在します。
午前中には骨組みがほぼ組み上がり、午後には屋根断熱等の作業が進みました。
屋根のルーフィング施工まで完了して上棟当日の作業を終えました。
改めまして、T様おめでとうございます。
引き続き丁寧に作業を進めていきます。